ノイズ対策・除去の仕組み

技術情報ノイズ対策・除去の仕組み

電気の分野では不必要な電気の成分が発生することをノイズと言います。電流や電圧が急に変化すると、ノイズが発生し、機械にダメージを与えたり、誤動作を起こしがち。いかにノイズ対策し除去するかが電源回路の安定性にとって重要です。

ノイズ対策・ノイズ除去の仕組みとは?

ノイズが発生すると、大切なデータが壊れてしまったり、機械の動作が不安定になるなど、重大な問題を引き起こします。そのために、ノイズ対策・ノイズ除去が必要となるのです。

当社の主力製品分野の1つである漏電ブレーカー(漏電遮断器)は、こうしたノイズを検出すると電源を遮断して機器を守ります。しかし、漏電ブレーカーを使っているからと言ってひんぱんに電源が落ちるような状態で重要な電子機器を使うことはできませんね。各機器のパワーサプライ側でノイズ対策が必要です。

ノイズは回路から漏れ出す電気や電磁波などが原因です。掃除機や電子レンジなどでは使うタイミングで電磁波が発生してしまうことがあります。雷や宇宙線など、自然環境から発生するノイズもあるので油断大敵。こうした電磁波を電子回路が意図せず拾ってしまうと、機械にとって有害なノイズとなるのです。

ノイズ対策についてはさまざまな方法がありますが、ノイズの発生源となる電気回路を他の部分から隔離して影響を与えないようにするのが基本中の基本です。また、全体を金属のパッケージで覆って、他への影響を抑えることもできます。

デコの目指すノイズ除去について

電気回路のノイズ対策は、大きく分けて2つあり、発生源側の対策を「EMI対策」と呼びます。EMIとは「Electro Magnetic Interference」の略で、まさに電磁障害を意味します。発生側ではない、ノイズを拾う側の対策は「EMS対策」と言い、「Electro Magnetic Susceptibility」(電磁感受性)、つまり電磁波の影響を受ける側のことを意味しています。

このEMIとEMS、発生源と被害側の両方の対策を合わせて「EMC」(Electro Magnetic Compatibility、電磁両立性)と言います。EMC規格には国際規格のIECやCISPRなどがあり、国別では欧州のEN、東南アジアのASEAN規格、アメリカのANCIなどさまざまな規格に適合しなければなりません。もちろん日本にはJIS規格で独自のノイズ対策が決められています。

当社が扱う電源ユニットはノイズの発生源となりやすい部位ですから、徹底した隔離やシールドによってノイズの発生を抑え、他の回路に与える影響を最小限にするよう開発しています。つまり当社は発生源側のノイズ対策「EMI対策」に特化した技術を持っています。各国のEMC規格に準じた設計を行い、確認試験を繰り返すことで確実に規制をクリアしています。

もちろん、お客様独自の規格に準じての設計・試験も行っています。ぜひご相談ください。

デコの目指すノイズ除去について

ノイズ除去の進化

デコの歴史は電気的ノイズとの戦いの歴史だったと言っても良いかもしれません。そもそもノイズ対策は、20世紀になって無線通信が盛んになったころから進んできました。当初は無線の周波数上の干渉を抑える対策が主でしたが、徐々にノイズ対策は通信障害というよりも電子機器の保護という側面が強くなっていきました。

そこから、当社が取り組むEMI対策やEMC規格の考え方が出てきたのです。EMIでは正しい信号とノイズを分類して信号の品質を高めることが欠かせません。周波数や電圧によってノイズだけを分離すれば、正しい信号を守ることができます。雷サージ対策付きの電源タップなどを見たことがあると思われますが、これは雷で発生する高い電圧や過電流を分離してカットする対策のことです。

このように考え方や対策が進化し、電気的ノイズへの対策はより安定したものとなってきました。

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